CPUギャラリー

パソコンショップをやっていた時にお客さんが交換で捨てて行ったCPUを集めたり自分で使ったCPU等をコレクションしてみました。当然これだけではなくまだパソコンに刺さったままのCPUも数多くあります。古き良き時代を思い出して下さい。あなたはどれだけご存じですか。

ダラダラと長いページなので時間のあるときにゆっくり眺めて下さい。

NECの元祖CPU μPD8080Aです。当時は1個数万円もしましたので当然貧乏人には買えない代物でした。

このCPUは当時 NECのワンボードマイコン TK80 に使われていたものです。

8080Aなので後期バージョンかと。

言わずと知れた元祖Zilog社のZ80CPUです。

今では元祖を知らない、見たこと無い人がおおいですよね。

これもZ80です。Mosteckが作ったコピーです。

これ何に入っていたのか覚えて居ません。

こちらはNECが作ったZ80コンパチブルCPUです。

結構日本の製品に入っていましたが、一番出回っているシリーズではないでしょうか。

そしてこれが爆発的に普及へとつながった SHARPの LH0080A Z80のコンパチブルCPUです。

MZ-80 シリーズに使われていました。パソコンを普及させた第一人者と言っても問題ないかな。

そして日本で一番使われたパソコンPC9801の心臓部です。

μPD70116Cといってもピンと来ないですよね。V30と言った方が解りやすいかもです。

ここからはIntel系のCPUをお見せいたします。

i80386-20MHz です。この頃からDOS/Vなんてー言葉が少しずつですが聞こえてきて、NECの独占市場が崩れて行きます。

当時はコプロセッサー(演算専用CPU)は別になっていて、メインボードによってはCPUが2個刺さるようなものもありましたね。

i80486SX-33MHz CPUです。SXとDXの違いは、コプロが乗っているか乗っていないかです。SXは 80487がオプションとなっています。 DXタイプは1つのCPUに80486と80487が同居していると言うことです。

i80486DX2-50MHz CPUです。途中を飛ばしましたが、有ったはずのCPUがトレイごと行方知れずとなってしまいました。まぁそのうち出てくるでしょう。

DX2なので確か 25MHz×2だったかな。i80486DX-50MHzと言うCPUがありスピードは断然こちらが速かった。DX2-66MHzよりも速かった記憶があります。

ということで当然 i80486SX2-50MHz と言うのも存在する訳で。

この手はあまり持っている人は少ない・・・かな?

i80486DX2-66MHzです。この頃からベンチマークソフトが出回り、i80486DX2-XXMHzの早さを競う様になりましたね。

より高速にって言うのは日本人だけで、外国の方は動けばいい。訳で・・・車と同じ考えです。

90度逆にも刺さります。それで燃やした事もあります。

この頃から怪しい会社のCPUが出始めましたね。安価で、早いと言う。私も買いましたね。写真は

AMD Am486DX4-120MHz です。「あーあー、あったあった」なんてね。

Cyrix も出し始めましたね。これは

Cx486-DX2-66MHzのCPUあまり数は出ませんでしたけど。

時代は Pentium に移行していきます。(Socket7)

初代 Pentium 75MHz です。最初は放熱効果を出すために中枢は飛び出して居ましたが後期はセラミックそのままになりました。

486の教訓から、1方向にしか刺さらなくなりました。(笑

後期タイプの Pentium 75MHz です。この頃になるとNECもやっと目覚めて DOS/V コンパチブルのパソコンを作り始めましたがイマイチでしたね。

初期タイプの Pentium-90MHz、こちらはあまり流行らなかったようです。皆さん一つ上を見ていたようです。

同じく後期タイプのCPUです。実験ではよくFAN付けずに起動させたものです。手では触れないくたらいあつくなります。

ここからは初期タイプのものは無くなっていきました。133MHz位まではあったと思いましたが定かでは有りません。

写真は Pentium 100MHz

そうですねこのあたりからダラダラ感は有りましたけど。

写真は Pentium 120MHz

MMXが発表されたのもこの後でしたね

Pentium 133MHz

このパッケージも150MHzと166,200MHzで作ってすぐ、PPGAタイプに移行しましたね。

Pentium 150MHz

PPGAになってます。これはMMXナシのタイプ

Pentium 200MHz

そしてMMXへ。TOPカバーからはCPUがなんだか解らなくなってしまいました。

Pentium MMX 166MHz
しばらく PPGA で MMXとナシと2種類販売していましたが、当然MMXナシは売れなくなるので廃盤になっていきました。同じく200MHzもです。

Pentium MMX 200MHzです。この後MMX 233MHzを販売し、すぐ PentiumII に移行していきます。通称ベンツーと呼ばれたあれです。

やはり安価なCPUも出回ります。

AMD5x86-P75MHz

AMD-K5-PR75MHz

AMD-K5-PR100MHz

確かこれは自分が購入したものです。

AMD-K5-PR166MHz

この手のCPUでは233MHzが限界で、次の世代に移りますが、Intelだと PentiumII になります。今回四角いCPUのみなのでPentiumIIについては割愛します。といいますか、あまりないんです。

K6-166MHz

あっという間に消えました

K6-233MHz

最大のネックは発熱量です。233だけは半端無いあつさになり、暴走する話はよく聞きました。

とうとう次世代に突入。

K6-2-300MHz

といえばオーバークロックの神様でしたね。みなさんオーバークロックにハマって、OSが正常に動かないとか。

仕事のパソコンでやってた人も居ましたが、仕事では辞めましょう。

K6-2-500MHz

Socket7タイプだとここらが最高だったのかな。

Cyrix 6x86-P120MHz

Cyrix も出しましたけど売れ行きは良くありませんでしたね。まぁオーバークロックにも向かなかったのもありますが。

Cyrix 6x86MX-PR166MHz

MMXに対応して出てきましたが、やはりイマイチでした。

Cyrix 6x86MX-PR200MHz

Cyrix MII-300GP

K6-2-300が絶好調の時に出ましたけどイマイチでした。

Celeron そして PentiumIII へ

PPGA Celeron TOP View

Socket 370 の登場です。370って?はい、CPUのピンが370本あるって事です。

最初はPPGAタイプが 533MHzまで販売されました。

PPGA Celeron 300MHz

やっぱり300MHzはオーバークロックの神様でした。

PPGA Celeron 366MHz
PPGA Celeron 500MHz

PPGA Celeron 533MHz

PPGA最後のバージョンです。この先はFCPGAになっていきます。

FCPGA Celeron 566MHz

真ん中のコアを壊す人が多かったですね。まー多少角が欠けたぐらいではなんともないのですが。純正のCPU-FANのバネが最強で、脱着に失敗する人多かったですね。

FCPGA Celeron 700MHz
FCPGA PentiumIII 700MHz

XEON 3GHz

これは番外編。

 

XEON 3GHz

油断していたらピンが何本か曲がってしまいました(苦笑

CPUトレイ

何段にも重なるので重宝しています。大量仕入れするとトレイで来ます。