メモリーキーヤー作って見ました

http://www.hi-ho.ne.jp/hida/index.htm JA1HHF 局の製作記事を見つけて回路が簡単なので2日間で製作してみました。材料費はほとんど掛かって居ません。実際に購入したのは、ケースくらいです。厳密に言うと、ストックしていた部品も使った・・・ので少しはお金が掛かっていますが。

注意:このキーヤーは PIC を使用しているので、プログラムが必要です。PICをプログラムする為に別売のPICライターが別途必要です。

 実は前回秋月でオシロスコープの KIT を購入した際に一緒に購入しておいたものです。最新のライターを使用しましたので、楽に出来ました。部品の点数も少ないので組み込みテスト含めて3時間程で出来ましたがそれ以外の行程に時間が掛かってしまいました。ボリュームやスイッチは有るもの(ジャンク)で代用。小さい基板に配置を考えながら組み込んで行きます。しかし小さい分手が入らなかったりします。

制作したメモリーキーヤー
使用するケース
正面から

 写真は基板完成、ケース加工前の大体の位置決めです。大体が最初の設定した位置と変わってしまいます。どうしても部品を乗せたときに干渉云々がありますので、試行錯誤します。意外に抜けがあって、後から追加でアンバランスになることもあります。
本当はCADで実寸で書いてその通りに穴を開ければ問題ない訳で・・・。CAD書くの面倒なので結局フリーハンドと頭の中の図面なのでぐちゃぐちゃになる・・・訳ですね。(CADやってると仕事の延長のような気がしてならないんです(笑))

バラックで動作試験中
ケースに組み込み
組み込み後の動作試験

 部品配置も、ちょっとした計算ミスでスイッチとボリュームが接近しすぎてしまいました。当初ブザーを付けませんでした、(写真にも付いていません)メモリー書き込み時、Keying の出力を出さずに書き込みをするようになって居ますので音が無いと書き込めないので、申し訳程度にLEDのインジケーターを付けてみました。がやっぱり意味が解らなかったりします。(たぶん慣れたら出来るとは思いますが)

 回路も色々考えました。トランジスタ2石で発信機を作ってスピーカーを鳴らそうと思いましたが、ケースが小さいので入りません。第2弾を作ったときに考えたいと思います。電源も内蔵電池をやめました。スペースは無いことはないのですが、交換が面倒なので辞めました。外部電源や適当な電源から取るようにしました。消費電流は大体7mA程でそんなに食わないとは思います。内蔵電池でも問題ないとは思いますがとりあえず辞めました。最終的に中に小さい圧電ブザーを入れました。ピーピー鳴るようになって居ます

完成
今回の回路

 写真は完成品と今回の回路図です。表示はテプラーです。黒地に白抜きです。テプラー良いんですけど最近のシールは期間を置くと剥がした時に残っちゃうんですよね。最初の頃はきれいに剥がれたんですが、最近のシールが粗悪なんですかねぇ。
 なんでこれを作ったのかと言いますと、単にCQの際に楽をしようと思っただけです。上を見ればメモリーが沢山入るものも有りますが簡単なもので小さく作りたかったのでこんなのにしました。実際の回路とは若干違ったりしますが基本はすべてホームページに記載されていたものです。アレンジして作って居ますのであまり参考にはなりませんけど。

 製作後修理した FT-690と一緒に移動で持って行きましたが、新しい事実が判明。固定局で外部アンテナが鉄塔や離れている場合はまったく気がつきませんでしたが、内蔵ホイップで運用するとこのキーヤー自身から変なキュルキュルノイズが発生しているのです。これがまた聞いていられないくらいウザイのです。色々試しましたがノイズはまだ発生しております。(苦笑)

変更履歴
2013/8/3 表記変更