グリッドロケーターの8桁10桁化について。

PSKREPORTER.info を見ていて時々6桁以外に、8桁記載の局が居るのを見たこと無いですか?。実はそれはどうやったら出来るのかが不思議でいろいろ調べて確認してみました。
探すとなんと Google MAP を使った グリットロケーター(以下GLとします)が存在していました。8桁だけでは無く10桁対応ということで、10桁にするとピンポイントで自宅がバレルみたいです。

やり方について
まず 、http://www.k7fry.com/grid/ にアクセス。Google 地図が出るのでいつもの通り、自分の家が分かるくらいまで拡大します。そして自分の家をクリックしてみると

こんな表示になるはずだ。右にあるboxには GL が入っている。クリックした際に細かすぎて、場所により自分の家が4分割になったりしますがそこは好きな場所を選ぶといいです。表示は10桁になっています。8桁にするとちょっと範囲が広がりますが特定されたくない方は8桁くらいがいいかと思いますがそれでも範囲は狭まるので探しやすいですよ。
ちなみに、写真の場所は南鳥島です(笑)

またboxに検索したいGLを入力して、Show をクリックすると桁に応じて表示されます。だいたいどの辺かはわかると思います。そして気がついた方もいらっしゃると思います。入力BOXが2つありますね。これは自分と相手など2局間のGLを入れると写真の様になります。

距離や方位を表示してくれます。またBOX間にある▲▼ボタンを押すと、入れ替わりますので相手からみた場合等が表示されます。簡単ですね。ただ残念なことにHAMLOGのGL入力は6桁までとなっており、8桁、10桁はまだ対応していないようです。ただこれからこのような表示が増えてくるとは思います。実際にQRZ.com のログ等は、8桁表示している局も存在しております。

WSJT-X への反映方法

WSJT-Xの設定画面 (F2 押し)で General タブを見ます。My_Gridに8桁を入れようとしても、6桁までしか実は入りません。しかし裏技があり、それを使うと反映されます。

その方法について。WSJT-X の画面からまず、File → Open log directory をクリックしていきます。すると log フォルダーが表示されます。
ここで一旦WSJT-Xを終了させて下さい。(フォルダーは閉じないで下さい。) WSJT-Xが閉じたところで、フォルダーの中を見て下さい。
そうしましたら、まず、WSJTX.ini を探します。
Windowsの設定で 「拡張子を表示しない」と言う設定ですすと WSJTX しか表示されていないことがあります。マウスをロールオーバーすると、「構成情報」と出ますので、ソレをダブルクリックして開きます。(テキストなので、問題ありません)見たとおり文字がひしめき合っていますので、ほかの場所を間違って変えないように気を付けてくださいね。)開いたら自分のコールサインをまず探します。[Configuration]と言う項目にあります。(検索してもOKです)

コールサインを見つけるとその下に MyGrid= という項目があり、GLが入っているはずです。そこに8桁ないし、10桁を入力して、上書きして保存すれば終了。ただし、忙しいときにはやらない方が吉。

 実はここに適当なGLを入れると PSKREPORTER.INFO を表示させるとそのGLの中心となります。海に行ってしまったり、全然別な場所を表示したりしますので、自分の運用場所を正確に表示させるのなら、6桁以上がお勧めとなります。

※QN03だけだと、QN03 のセンターにポジションを取られますので、石狩湾にポツンと居ることになります。最低でも6桁は登録しよう。

保存ができたら、もう一度 WSJTX.ini を読み込んで、MyGrid に今入れた数値が入っているか確認します。(WSJT-Xが起動したままだとここが正常に書き換わりませんので、書き換えるときは確実にWSJT-Xのソフトを落としてから行って下さい。)
問題が無ければ、 WSJTXを起動し、F2キーで設定画面を出します。 General タブの My Grid に設定したGlid が8桁ないし10桁が入っているか確認します。入っていればOK。これで終わりです。(6桁の場合は、WSJT-Xの General タブから直接入力出来ます。)

いろいろな使い方もあると思いますので是非活用してみて下さい。