ウクライナ製 6m<->10m トランスバーターを組んでみました。 ebayを見ていてよく見かけるとても安いトランスバーターがあります。どんな物なのか以前からちょっと興味があり気にしていました。今回若干ですが安売り(Time Sale)があったので、アッテネーター基板と一緒に購入いたしました。日本円で送料合わせても6Kになりません。本体だけなら、4K 弱で購入できます。中華のコピー物に悩まされているようですが、ウクライナ製は基板がブルーでガラスエポキシですが、中華製はもっと安い物を使っているので注意が必要です。完成品なので失敗は無いと思いますが、28MHz の入力電力が最大0.05Wと決まっていますので気をつけて下さい。(私は間違って、大入力を入れ壊しました)
基板自体はものすごく小さいです。今回タカチの YM-130 に入れましたが、ATT基板と本体がきちんと収まるほど小さいです。
大きさがわかるかと思います。これに配線をしていくのですが、まず本体、ヘッダーピンで作らないと入れることが出来ません。またATTボードを通過させるにあたり、配線が入り乱れます。最終的に ICOM のトランシーバーを使用したので、ATTボードは不要扱いとしましたが、PTT-LED と Power LED の中継だけに使っています。(10WのRIGであればこのATTボードを使えば丁度いい入力レベルになります。)
トランスバーター本体から出るケーブルは方向が決まっているので、その方向で無理のないレイアウトを考えています。このパターンだとトランスバーター本体からのケーブルは全て中央になります。これに ATT ボードを配線する時は in/out を良く考えて配線しないと、すごいことになります。 BNC接栓は4つも必要有りませんでした。icomであれば、in/out の2つで十分です。ATTボードを増やしても3つで十分です。その一つは何かと言うと予備の28MHz OUT 端子です。実際は使わないと言うより、使えないです。なので配線する必要は有りません。今回は初めてだったので、付けましたが、運用してみて使わないので無くてもOK。
結局、使用したのは ICOM のトランシーバーだったので、ATTボードは不要。ACCに8Vを入れてやると、XVTR出力がONになるので、本体のANTから直接、コンバーターに入れる必要は無くなる。RCAピンでXVTR出力とPTTを張り、6m のANTを接続すれば即、出せる。この小ささで10Wもでる。ちょっとやってみたが、結構ケースをヒートシンク代わりにしているので、ファイナル周りは熱くなる。
最初はIC-740で運用試験を実施。まあまあ良く聞こえる。ローカルさんを呼んでレポートもらったけど、10Wなのでいつもより弱いかなーって感じだそうで、言われないとコンバーターだって解らないそうです。 この時はまたきちんとパワーが出ていました。IC-731に変更した時に、IC-731のXVTR out は 何dBm出ているのか調べたり、動作がおかしいのを調べている内に、間違って 28MHzのOUTを入力に繋いでしまい、初段を飛ばしてしまいました。以降発振するのとパワーが 殆どでなくなりました。 IC-731の不具合は XVTRの8Vを入力。何でもないように思えたのだけど、トランスバーターの電源を落とさず、731の電源をoffにしてもうっすらと電源が入っていて、切れない。トランスバーターの電源を OFF にすると落ちる。というもの。逆にトランスバーターの電源を入れると731に電源が入る。どうやら 8Vラインが回り込んでいる様で8Vで トランスバーター出入力をONするのだけど、トランジスタが飛んでいるようで、スルー状態。なので8Vが回り込んで悪さをしているようでした。731も修理してから再度、接続予定です。 使用感ですが、悪くは無いです。パワーもそこそこ出てましたし、受信も問題有りませんでした。どうしても古い無線機しかないので、いろいろと不具合を出してしまう傾向にあります。Esが出れば、10wでも十分楽しめると思います。 もう一枚、先日注文しましたので、改めてまた使用感など記載したいと思います。
2018年8月17日 初版 |